ユーティリティって簡単だよね」
「初心者はユーティリティ使っとけばいい」
ゴルフを始めてからというもの、何度も聞いたこの言葉。
確かに、アイアンよりも打ちやすく、フェアウェイウッドよりも取り回しが良く、ティーショットでもセカンドでも使える万能クラブ。それが“ユーティリティ”。
「ユーティリティ=簡単」って、本当?
今日はこのテーマについて、ゴルフ初心者の僕の実体験を交えて書いていこうと思います。
ユーティリティを信じて裏切られた日々
僕がゴルフを始めた頃、よく言われました。
「長い距離はユーティリティでOKだよ」
「スプーンやロングアイアンより断然優しい」
そう言われてユーティリティの練習を開始
打ちっぱなしでもなんだかよくわからないまま。
でもコースに出て、現実を知ります。
ダフってボールが2センチ先に転がる 右にスライスして林の中 右右右とにかく右 私のスイングが悪いのはもちろんですが
「いや、全然簡単ちゃうやん……」
この頃何故か「UTなら何とかなる」と思い込んでいたんです。
なぜユーティリティが難しく感じるのか?
多くの人が「ユーティリティ=簡単」と思ってしまう理由は、おそらく“比較対象”にあるのかなと思います。
3番アイアン → 難しすぎる 5W・3W → シャフトが長すぎて難しい
この中間の立ち位置にいるユーティリティが「やさしく見える」のは当然なんですよね。
でも、「ドライバーやショートアイアンに比べて簡単か?」と聞かれると話は別。
① 中途半端な長さ
アイアンより長いけど、ウッドほどはない スイングがブレやすいし、タイミングがずれる
② ロフトが立っている
21〜24度くらいは、ボールが上がりにくい 当たりが悪いと“ド低弾道”で距離が全然出ない
③ 芝の上から打つのが難しい
練習場のマットでは良くても、本番は別物 芝の抵抗、ライの影響を受けやすい
じゃあユーティリティは使わない方がいいの?
いや、そんなことはありません。
むしろ、使いこなせれば武器になるのは間違いない。
ただし!
ユーティリティは“自動でやさしくしてくれる魔法のクラブ”ではなく、
ある程度使いこなす「技術」や「慣れ」が必要なクラブです。
最初から過信すると、間違いなく痛い目を見ます。
僕がそうでした。
“簡単”という言葉に惑わされないで
「初心者はユーティリティから」
「UT入れておけばOK」
こうしたアドバイスが、決して間違いではないことはわかります。
でもその言葉の裏には「簡単に打てるように見える」ってだけで、
誰でも打てる保証はないということを忘れてはいけません。
特に初心者にとっては、「ユーティリティの挫折」は意外と多い。
それを「自分のセンスがないからだ」と思わないでください。
むしろ、使いこなせるようになってからが本番。
まとめ:ユーティリティは“簡単”ではない、でも“便利”だ
ユーティリティは“万能”だけど“万能感覚で使うと事故る” 基本の打ち方を覚えれば心強い武器になる 「とりあえずUT入れとけ」は危険!使い方を覚えてから頼ろう
最後に一言
「ユーティリティが難しい」って感じたあなた、
それは間違ってないし、下手だからでもない。
ちゃんと向き合えば、きっといつか味方になってくれる。
「簡単」という言葉に惑わされず、自分のペースで上手くなっていきましょう!